2014-12-26

2014年。ありがとうございました。

2014年は、本当にたくさんのことを考えた1年になりました。
そして、より自分たちらしい方向にも進めたと思います。

そして、そして!みなさんのおかげで年に2回もフィンランドに行くこともできました!
本当にありがとうございました。

2014年の営業は、25日までとなりましたが。。。








ドーーンw

12月26日(金)AM 1:00現在の店内の状況です(笑)


え?w


そう!26日からは、作業服を着て、店内改装しますっ!!(笑)

半年前くらいから、ずっと温めていた計画なんです。
「かわいいお店なのにもったいない!」と嬉しいお言葉をたくさん頂きましたが
フィンランドデザインの良さを伝えるためには、まだまだ不十分だと気づくことができました。

ヴィンテージ製品は、本当に限りある資源だと感じています。
そんなヴィンテージたちを本国フィンランドから連れて帰ってくるんですから
私たちが最高の舞台を作ってあげないといけない!と。
一番かわいく魅力的に見えるようにしてあげないとダメだ!と、もう親心です(笑)


そんな、サルミアッキのリニューアルオープンは、1月3日(土)です☆
(果たして、間に合うんだろうか??汗)

棚などもいくつか出来上がってきて、もう今からワクワクしています。


こうして次のステップに進めるのも、いつも応援していてくださるみなさんのおかげです。
本当にありがとうございます。
みなさんに喜んでもらえるように、年内まだまだ走り続けますっっ!!


それでは、みなさまどうぞよいお年をお迎え下さい☆






2014-12-18

フィンランドで見つけたクリスマス



みなさん、こんにちは。サルミアッキ、無事に日本に帰っておりますw
サルミアッキのクリスマスマーケットも、たくさんの方にご来店頂き誠にありがとうございます!
あと、1週間でクリスマス☆休みなしでまだまだ頑張りますよ〜。


そんな訳で、初めて過ごしたクリスマス前のフィンランドは、やはり夏とは全く違う景色で
(あまりにも日照時間が短くて心が折れた日もありましたが、笑)
フィンランドで見つけたクリスマスをご紹介したいと思います。





やはり印象的だったのは、ストックマンデパートからつながるイルミネーション。



ストックマンの手前にも数軒のクリスマスマーケットが並んでいます。



こちらは、ハカニエミマーケットのクリスマスマーケットの様子。



とにかく、本場フィンランドのもみの木は、デカいw



こちら、所変わりポルヴォーの街の様子。



古い静かな街並に合ったディスプレイは、京都人の私もお手本にしたいです。



ヘルシンキ大聖堂前のクリスマスマーケットの様子。階段の上から一望できるのも嬉しかった。



元老院広場の中心で、くるくる回るメリーゴーランド。少しレトロな雰囲気が幻想的で印象に残りました。






フィンランドで見つけたクリスマスは、想像よりも落ち着いていて、肩の力が入っていなくて、
変わらない強さみたいなのを感じました。フィンランド人たちは、足るを知っているのかも。







さぁさぁ。クリスマスまで、あと1週間!
サルミアッキも年内は、25日まで休みなしで、店主クリスマス気分で営業中ですw
今回買い付けてきたお品も、ぼちぼち並び始めていますので、ぜひお近くにお越しの際は
お立ち寄り下さい。お待ちしております☆

また、現在クリスマス期間中は、3,000円以上お買い上げのお客様に
プチプレゼントをお渡ししております!
フィンランドのクリスマスのお味をお楽しみ下さい〜。
(オンラインショップでお買い上げのお客様にも、お渡ししております)


それでは、寒い日が続きますが、みなさま素敵なクリスマスをお過ごし下さい。









2014-12-10

ヘルシンキのクリスマスマーケット

大聖堂の前の元老院広場のクリスマスマーケットに行ってきました。
地方やヘルシンキの他のエリアでも、『クリスマスマーケット』はいくつかありましたが
やはり、ここのクリスマスマーケットが一番大きかったです♪




広場を埋め尽くすように小屋が建てられ、お店が並んでいます。




後ろには大聖堂!



















そして、中央には、メリーゴーランド!



















というなんとも贅沢な景色w






もちろん、そこは、万国共通w
子どもたちが楽しそうにはしゃいでいました。






フィンランドブランドの工芸品やスモークサーモンやカレリヤンパイなどなど
マーケットでもおなじみのフィンランドお土産が並んでいる以外にも、
クリスマスマーケットらしい、キャンドルやオーナメント、毛糸やフェルト製品などの
ブースもありました。

フードブースもいくつかあって、クリスマスの飲み物の定番『グロッギ』のブースは少し行列がw
せっかくなので、赤ワインベースのグロッギを飲みましたが、これがすごく美味しかったです。

その土地の食べ物や飲み物って、気候や風土に合ってるから、現地で食べたり飲んだりすると
本当に美味しく思うんですよね!(サルミアッキは除くw)
ぜひとも、みなさんにも冬のフィンランドを味わって頂きたいです。



そしてそして、私たちは、これから飛行機に乗って日本へ帰ります。
私たちも初めての冬のフィンランド。
しかもクリスマス前の特別な期間に、滞在できて本当によかったです。

そして。。


思いっきりキーーーンッと冷えたフィンランドのクリスマスの空気をたくさん吸って
お品もたっくさん連れて帰ってきましたので、ご安心を!

12日(金)から25日(木)は、みなさんに楽しんで頂けるように
定休日なしで、しっかり働きますっ!!!!

それでは、みなさま、サルミアッキのクリスマスマーケットでお待ちしております★☆★






2014-12-08

12月6日は、フィンランドの独立記念日。



12月6日。
この日は、きっとフィンランド人にとって、とても意味のある日なんだろうと思います。
そしてまだ独立して100年も経ってないことに、私たちは驚きます。
スウェーデンとロシアに統治されながら、フィンランド人としてのアイデンティティを
守り抜いたフィンランド人たち。
私たちは、その功績を「デザイン」という形で見ることができます。
スウェーデンでもない。ロシアでもない。フィンランドデザインという形。
この仕事と出会えた私たちも、とにかく「おめでとう」と「ありがとう」を言わなければ!


この日、私たちが遭遇したのは、たいまつを持った大行列が大聖堂へ向かって歩いていました!
その行列でできた渋滞に巻き込まれながらも、とにかく、部屋に荷物と車を置いて、
大聖堂へダッシュw
何とか、間に合ったのがこの画像です。
国歌なのかなぁ。階段下にいる大勢のフィンランド人たちも、合わせて歌い始めます。





この日は、大統領官邸でもレセプションがあったようで、著名人が次々に大統領に挨拶をして行く様子が
テレビ中継されます。そして、フィンランド人もこれを観るのが独立記念日の恒例行事なのだとかw
せっかく、こんな歴史的記念日にフィンランドに滞在しているので、
部屋に戻り、夕ご飯を食べながら、なんとなーくテレビを観ていると
誰が登場したとか、どんな経歴の人だとか、ドレスがどうとかを解説してる人の声で...


「オイバ・トイッカ」って!!!



聞き慣れた言葉は、フィンランド語でもすぐに耳に飛び込んでくるようになってました!w
ずいぶんご高齢な感じが画面からも伝わって来ましたが、確かにフィンランドデザインの
巨匠オイバ・トイッカが!!(感動)
テレビの前で正座ものですよ。これはw(涙)



たまたま、居合わせた独立記念日は、とても感慨深い1日になりました。
ただ、みなさんにも気をつけて頂きたいことが、1点。

独立記念日は、祝日です。

そう。容赦なくお店は、閉まっています(笑)
マリメッコもイッタラもストックマンもスーパーも。もうどこもかもw
ご旅行の際は、フィンランドの祝祭日をチェックすることを、どうかお忘れなく!

そして、学習能力のない私たちは、日本から持って来たインスタント麺をすすりながら
この感動の1日を終えるのでしたw














2014-12-04

街のイルミネーション。

春先の寒くて、まだ湖も凍ってるフィンランドにも来たことがありましたが
こんな冬の時期に来るのは、初めてなんです。
気温は、春先とそんなに変わらないけど、とにかく暗いですw

朝の9時頃に日がのぼり、夕方3時半頃に日が沈みます。
太陽が顔を出していても、本当に低い位置を移動するだけで、またすぐに隠れてしまいます。

でも、そんな時期だからこそ楽しめるのが、街のイルミネーション!
しかも、サンタクロースの国、フィンランドのクリスマスのイルミネーションが
どんな感じか、本当に気になるところ。


で、少し時間ができたので、日暮れ前にささっと街を調査してきましたw!



北欧最大級を誇る、ストックマンデパート!
さすがに、一番華やかで電球の数が多いw もみの木も電球だけでオーナメント的なものはなし。
全体的に、赤のライティングをベースに、細かな電球で飾り付けられてます。


さぁ、さぁ。次は、みんな大好きマリメッコ♡
さぞかし、テキスタイルのモチーフとかで、華やかになってるのかな〜。と思いきやw





めっちゃ地味ww
窓枠にもみの木の装飾をはわせて、電球でライトアップ。



ほうほう。なるほど、そんな感じなのね。
じゃあ、イッタラの本店は、どうなの??



まさかの、まだ準備中!!www
(追記:翌日通った時も、まだこの状態w もしかしてこれが完成型だったのかな??w)




あと、美味しいチョコレート屋さんのファッツェルものぞき見。
チラ。


もはや、予想通りのシンプルさ。



どのお店も基本、もみの木の装飾と電球色のライトで飾り付けという感じでした。
地味だとは、噂で聞いていたけど、本当に間違いなかったw


でも、街全体の景色になった時、これが本当に美しく変わるようです。




日本のお店や、ご近所同士で、競い合って毎年毎年派手になっていったり、
どこよりも早く始めようとしたり、そんな小競り合いが本当に無駄なものだと、思い知らされます。


調和の取れた街の景色こそに、本当の気品や美しさを感じられます。




写真を撮ったのは、午後2時半くらいだったかなw
それなのに、もう薄暗くて嫌だな〜と思っていましたが、
暗ければ暗いで、寒ければ寒いで、楽しみ方もたくさんありますよね。

来週は、大聖堂の前で大規模なクリスマスマーケットも始るので、
真っ暗になるのを、楽しみに待ちながら完全武装して、引き続き調査してきます!w















2014-12-03

冬のフィンランドへ到着。

みなさん、こんにちは。
先週末の東京蚤の市、本当にたくさんの方にご来場頂きまして
誠にありがとうございました!
東京でもずいぶんお声をかけて頂けるお客様も増えて、本当に嬉しいです。
また来年もお会いできるように、これからもっともっと頑張らなきゃ!と思う毎日。


そんな訳で、自分たちへの試練の1つとしてハードなスケジュールを組んでみました(笑)
日曜の東京蚤の市が終わってから、その足で京都へ戻り、月曜の朝には関西国際空港から
出発して只今フィンランドにおります。

東京から京都まで、クルマで6時間くらい(休憩含む)かかるので、
フィンランドまでの飛行機9時間ちょいなんて、すごく近く思うようになりました。

そして、今回こそ!あの機体に乗りたい!!
と願ったのですが、この日の搭乗ゲートが角地にあって、機体を確認できず( ꒪Д꒪)))
もしかしたら、あの憧れの機体だったかも?しれませんw




前回の夏と大きく変わったのは、フィンエアーの通常の機内食。
ちょっと美味しくなってましたw
(この「ちょっと」は、きっと大きな進歩なんだと思います!笑)

その他にも、スカイビストロというサービスも始ってるみたいでした。



日本からフィンランドへ行く手段として、最も早いのがフィンエアーです。
そんなフィンエアーが、食に力を入れたら怖いものないんじゃないかなw






11日(木)まで、オンライン実店舗ともに、臨時休業中です。
ご迷惑をおかけ致しますが、素敵なお品をたくさん連れて帰りますので
もう少々お待ち下さい!!よろしくお願い致します☆







2014-11-24

フィンランドでは、ふらりと自然に囲まれてみる。


フィンランドの大きな魅力の1つは、自然との距離感だと思います。
大自然を感じに行くぞー!と意気込まなくても、すぐ手の届く距離に存在しています。
首都ヘルシンキにもたくさん、公園や湖など自然を感じることはできますが
それよりも、もう少し想像を越えた景色を堪能して頂きたいと思います。
もちろん旅の合間に、ふらりと立ち寄れる気軽さで。
























こちらは、ポルナイステンニエミ自然遊歩道という湿原の中に遊歩道が作られた場所です。
多くの方が訪れる、アラビアファクトリーからバスで2つめ。歩いても15分程で到着します。
中心部では、なかなか見ることのできない白樺の林を進んで、ナナカマドの赤い実を眺めているうちに
完全に周りを自然に囲まれていたことに気づきます。

遊歩道の途中には、野鳥観察できる小屋や展望台があり、そこから望む景色に余計なものは、映りません。
自分たちの足音や野鳥の声、吹き抜ける風の音だけが、この空間を支配しています。














アラビアファクトリーに行くついでに立ち寄れる場所ながら、深い自然を堪能できるスポットです。
フィンランド人にとって、自然との触れ合いはとても重要な時間で
どれだけ近代的なものに囲まれた生活をしていても、必ず自然の中でリセットする時間が必要なようです。

そんな、人と自然との距離感を知ることで、もう少しフィンランドの輪郭が浮かんでくるでしょう。
ぜひ、自然に囲まれていい具合に頭をからっぽにして、リセットする時間を持ってみてください。
新しい価値観や新しい自分に出会える旅になるかもしれません。






















2014-11-21

第6回 東京蚤の市!!



いつの間にか、11月もあとわずか。
寒さもいよいよ本格的になって参りましたので、みなさん体調には十分お気をつけ下さい。
そう。そして、かく言う私も絶対に体調を崩せない時期がやって参りましたw


11月29日(土)30日(日)は、手紙社さん主催の「第6回 東京蚤の市」です!!
もちろん、今回も参加させて頂きます☆

ラインナップは、サルミアッキの定番のフィンランドデザインたちですが
今回は、小さいながら個性豊かにデザインされた美しいプロダクトをご紹介しようと思います。
お近くの方は、ぜひご来場下さい!お待ちしております。

なお、28日(金)〜30日(日)は、オンライン、実店舗ともに臨時休業となります。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご注文、ご来店の際は、ご注意下さい。






フィンランドデザインのかけら。
-A piece of Finnish Design- 

1950年代を境に、フィンランドデザインは世界的にも高い評価を得て、注目を浴びていきます。
そんな輝かしい時代の訪れと共に、あらゆるジャンルのプロダクトに高いデザイン性が求められました。

美しいデザインが施されたプロダクトは、色あせることなく輝き続けます。
1つ1つの個性を感じながら、魅力あふれるかけらを手に取ってみて下さい。








『第6回 東京蚤の市』


場所:東京オーヴァル京王閣
日時:29日(土)10:00〜16:30
   30日(日) 9:30〜16:00
入場料:400円(小学生まで無料)






2014-11-11

ローカルなものを探してみる。カッリオ地区その③



少し更新が遅くなってしまいましたが、カッリオ地区オススメショップ最後の3件目です。






私のカッリオイメージは、タバコを1本くれと声をかけてくる若者、 年季の入ったコートの内ポケットから
お酒の小瓶を出して飲み出すおじいさん、トラムの停留所で奇声をあげてる赤髪のおばちゃん。
私にとっては、少しカウリスマキの映画の世界のような、ある種エキセントリックな光景です。
でも、そんな部分もあるから、フィンランドが大好きなんだと思います。
(もしかしたら、そんな映画の登場人物を引き寄せているのは、私なのかも??w)








そんなディープでエキサイティングな街、カッリオを牽引している場所がこちらのショップ。
Made in Kallio







グローバル化されていく大きな流れの中で、よりローカルなものを見つめ直し面白いものを発見する場所です。
お店の名前の通り、カッリオ地区周辺で活動しているブランドやアーティストの作品の販売とカフェです。
このカッリオに流れる独特な空気を、新しいエネルギーに変えてくれています。

カフェで食べれるメニューのクオリティも高く、休憩スポットとしても使えるお店。
この日食べたバルサミコソースのチーズサンドのアクセントが、まさかのマスカット!w
一見ミスマッチな組み合わせでも、絶妙なブレンド具合で素敵に仕上げてきます。
もう、まさにカッリオサンド!w





素敵なデザイン、美しい自然、親切な人々、などなど。
フィンランドにたくさんある素敵な部分に、絶妙のスパイスを効かせたような場所カッリオ地区。
みなさんもぜひ足を運んで、カッリオの主人公になってみて下さい。
今までの旅では、見えなかった何かがきっと見えてくるはず。





















2014-11-01

ローカルなものを探してみる。カッリオ地区その②



前回に引き続き、カッリオ地区でローカルなものを探してみました。
本当にこのカッリオという地域は、ふらり〜と歩いてるだけでディープな感覚を味わえますw
























歩いていて「あ、ちょっと目を合わせたらヤバそう」なーんてことも日常茶飯事w
もしかしたら、全く害はないのかもしれないけれど、街全体がそんな空気を放っている場所です。
一見さんでは、少し敷居の高いお店もあるかもですが、どのお店もオーナーさんにしっかり
撮影、掲載許可もらってますので、みなさんも安心してお店に行ってみてくださいね!w






それでは、カッリオ地区のオススメ2件目。
Fargo VINTAGE & MUSIC





こちらは、ヴィンテージと音楽のお店。
フィンランド国内外のヴィンテージ製品をセレクトしているお店なのですが
その中で見るフィンランドデザインの、ある種独特な空気感は、このお店のセレクトならではかもしれません。
奥には、レコードやCDがずらっと並んでいて、懐かしいものから日本のレーベルまであります。
このエリアならではの、音とヴィンテージの絶妙なミックス具合がクセになるようなお店でした。

私たちは、数あるヴィンテージ中で、野暮ったくも気になる空気感をまとった丸っこいのを購入しました!
これが何?とか、どう?とかよりも、これがフィンランドだぁ!という存在にやられてしまいましたw

家具などの大物もあり、インテリア好きの男性も十分に満足させてくれるお店だと思います。
ぜひみなさんも、際立つフィンランドの空気を感じに訪れてみて下さい。

















2014-10-28

Autumn Ceramic Fair 2014

秋もずいぶん深まり、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年もサルミアッキ・秋のセラミックフェア開催致します!

今年は、アラビア社で20年間製造されていたシリーズ、リエッキです。








〜「料理」を本気で楽しむ道具、リエッキ(LIEKKI)〜


2014年秋のセラミックフェアは、直火可能な器、リエッキシリーズをご紹介致します。
みなさんもきっと、どこかで見たことがあって、気になる存在だったリエッキシリーズの
本当の魅力を、今回のセラミックフェアを通じて、感じていただけると思います。



和食器のような趣きとフィンランドらしい機能美の両方を兼ね備えたシリーズ、リエッキ。
そのデザインは、緻密な計算のもとウッラ・プロコペにより1957年に発表されました。


直火可能にすることで、これまでの調理法を格段に魅力的なものに変え
そして、そのまま食卓にサーブしても料理の雰囲気や美しさを失いません。
料理を作る側、料理を食べる側、そのどちらも十分に満足させてくれる道具です。


そして、もう1つの大きな魅力は、そのバリエーションの豊富さ。
ポットやキャセロール、深いボウルにプレート。
シリーズで並べてみることで、必ず「使ってみたい1つ」が見つかると思います。

さぁ、秋の食材をふんだんに使って、みなさんも「料理」を本気で楽しんでみませんか。



実店舗、オンライン共に、10月30日(木)13時よりご紹介して参ります。









2014-10-26

ローカルなものを探してみる。カッリオ地区その①




サルミアッキは、フィンランドが好きです。
なので、取り扱うお品もフィンランド製品だけ。

でも、フィンランドに行ったからと言って、フィンランド製品ばかりが売られているわけではありませんw
どんどん、グローバルになっていく中で、海外の製品も本当に多く目にします。
でも、旅に出たからには、よりローカルなものを求めるのが、旅の醍醐味!ってもんですよね。
フィンランドに行ってわざわざ他の国の製品なんて買わないでしょ?w





















と、言う訳でヘルシンキで最もディープな地区と呼び声高い、カッリオ地区のオススメ3店舗を
順番にご紹介していきたいと思います。
位置的には、中央駅から北東の方角。メトロだと Hakaniemi と Sörnäinen に挟まれた辺りです。
昔は、労働者階級の人たちが住んでいた地域だったようで、朝っぱらからバーがオープンしていて
ビールが安くなるハッピーアワーがあったり(笑) 風俗店があったりと、
ヘルシンキ中心部からは、少し様子が変わります。
でも!最近では、若いデザイナーや新しいお店もたくさん集まるようになり
とても刺激的で魅力的な地区になっています。

そして、そんなカッリオ地区には、よりローカルを求める人たちが集まっている、ということです。




まず、最初のオススメ1店目。
Fox & Rabbit






絵本の中のようなとても甘くガーリーな世界観の店内は、間違いなく、乙女心をくすぐります。
所狭しと、アクセサリーを中心に洋服やバッグなど並んでいて、そのすべてがフィンランドデザインです。
お店の世界観を大切にしたオーナーのセレクトは、どれもレベルの高いものばかりですが
お求めやすい価格なのも、嬉しいポイントです。
若手デザイナーの作品も多く、フィンランドデザインの未来を感じられます。

もうとっくに乙女ではない私でさえ、思わずリングを1つ購入♡
旅気分を盛り上げるために、旅行中に身につけるアクセサリーを買うもよし!
友達へのお土産探しにもよし!可愛いもの探しなら、迷わずこちらがオススメです♪























2014-10-21

フィンランドデザインを買う前にしたいこと。



今回は、以前ここでも少しご紹介したヘルシンキカードのお話です。
「デザインが好きだから。」という理由でフィンランド旅をするはずなのに、
お買い物するだけで終わっていませんか?


ヘルシンキは、コンパクトな街ながら実に多くの素晴らしいミュージアムが存在します。
フィンランドのミュージアムの一番の魅力は、「デザイン」との距離感です。
多くの作品や、昔の貴重な資料や道具などの、息づかいが聞こえるような近さで見学ができます。
そして、それぞれ個性を持った建物の中に入れるのも、ミュージアムに行く大きな理由の1つになるでしょう。





とは、言っても少ない日程の旅では、たくさん観れないのも現実。
そこで!サルミアッキ的、お得で効率の良いミュージアムのまわり方を考えながら実践してみました!w

使うのは、この1枚のヘルシンキカードだけです。






これがあれば、ほとんどのミュージアムが無料で入場できて、

さらにトラムやメトロなどの市内の交通機関も乗り放題です!
値段は、大人1日券が39ユーロですが、しっかりお得なコースを考えたのでご安心下さいw






まず最初に宿泊先からトラムで向かったのは、アモスアンダーソンアートミュージアムです。
こちらは、10時からオープンしているので、最初に選びました。
個人所蔵のミュージアムとしては、フィンランドで一番大きいらしく、
最上階には、アモスさんのプライベート礼拝室も残されています。
現代アートの企画展も多く、この日、 TOMMI TOIJA の「Mutatis mutandis」展を見学しました。
この夏、マーケット広場で不気味な巨人の像が立っていたのをご覧になられた方も多いかと。
その方の作品でした。不気味でグロテスクで、見てはいけないような、でも目を背ける訳にはいかない。
人間の深い好奇心と、薄気味悪いものから沸き上がる不思議な美しさを感じられる。そんな作品たち。
私たちは、この展覧会で彼の作品の大ファンになりました。


http://www.amosanderson.fi















次に向かったのは、熊の像でおなじみの国立博物館です。
ここには、フィンランドの石器時代からの、生活の道具が時代を追って展示してあります。
その国の風土、環境、美的感覚、自然、宗教、いろんなもので形づくられていく道具たち。
身近な生活の道具や、漁業や農業で使われたきた仕事の道具、女性たちを美しく飾る装飾品に
室内を飾る調度品などなど。
とにかく難しいこと抜きに、見ているだけでも楽しめるのでオススメです。


















http://www.nba.fi/en/nationalmuseum















そして、休憩がてら向かったのは、ヘルシンキシティミュージアムの1つ、ハカサルミヴィッラ。
こちらは、いつ来ても入場無料のミュージアムで、ヘルシンキ市を紹介する展覧会が開催される場所です。
この時は、1950年代のヘルシンキにスポットを当てた展覧会でした。
当時のヘルシンキ市の街の様子や人々のファッションや生活などが垣間みれて、
多くの素晴らしいデザインが生まれた時代に、思いを馳せることができました。

敷地内にあるカフェで、シナモンロールとコーヒーで休憩。

庭は、小さいですがイングリッシュガーデンがあり、ヘルシンキのまた違った一面が感じられると思います。














そしてトラム10番に乗って向かったのが、デザインミュージアムです。

こちらは、毎回必ず訪れるミュージアムです。
名の通り、私たちが思い描くようなフィンランドデザインが常設してあり
自分が持っている食器や家具などが、「1つのデザイン」として展示してあるのを見ると
感慨もひとしおです。
さらに、開催されている企画展も、見逃せないものばかり!
デザインミュージアムは、毎回、展示方法が本当に美しくデザインされていて、見る者を圧倒します。
今回は、家具のデザインナーとして有名な、イルマリ・タピオヴァーラ生誕100周年記念展が
開催されていました。
我が家でもお世話になっている、ファネットのダイニングセットも展示されていて
あらためて、その美しさに魅了されてしまいました。
地下には、ワークショップのスペースもあったりと、デザインと触れ合えるのも嬉しい配慮です。






















http://www.designmuseum.fi
















デザインミュージアムから徒歩ですぐの場所にある、建築ミュージアムへ。
ちいさなミュージアムですが、フィンランドの代表的な建物の写真や設計図や模型などが展示されています。
何気なくヘルシンキの街を歩いていて、何となく目に入っていた建物が、
内部は、こんな構造になっていたんだ!と、地味にテンション上がりましたw
さらに、ミュージアム自体の建物の美しさも一見の価値があります。
少し専門的な展示なので、建築ファンの方にオススメのミュージアムです。






















http://www.mfa.fi















そして次は、トラム10番と6番を乗り継いで、少し離れたアラビアファクトリー内にある
アラビアミュージアムへ!
今回は、トーベヤンソン生誕100周年を記念して、アラビアのムーミンマグ展が開催中でした。
ここは、企画展だけでなく奥にある常設展をぜひとも観て頂きたいです。
1873年創業のアラビアの長い歴史の、ほんの一コマではありますが、代表的な作品が展示してあります。
もしかしたら、みなさんがお持ちのヴィンテージのカップなどの年代やデザイナーが
見つかるかもしれません。
ちなみに、イッタラのショップで50ユーロ以上のお買い物の時にヘルシンキカードを提示すれば、
15%の割引がありますのでお忘れなく!w(有効期限内のカードが有効です。)






















http://www.designmuseum.fi/arabia













そして、もう一度、トラムの6番で中心部に戻ってアテネウム美術館へ。
ただ、この日は、トーベヤンソン生誕100周年記念の展覧会で、長蛇の行列!w
並んで観る時間はなかったので、この日は断念しましたが、水曜と木曜の閉館時間が
20時までなので夕方からでもゆっくり楽しめます。スケジュールの後半に入れるのがオススメです。
国内最大級のコレクションを誇る国立美術館は、歴史の重みを感じられます。
翌日にお金を出して(ヘルシンキカードの期限が切れていたのでw)トーベヤンソン展を観ましが
アニメムーミンの印象ではなく、表現者としてのトーベヤンソンの深い才能や魅力を感じられる展覧会でした。
日本でも今週から、巡回展として全国5カ所をまわります。
まずは、横浜から。→トーベヤンソン展 その後、北海道、新潟、福岡、大阪























http://www.ateneum.fi














そして、最後に目指したのは、近代美術館キアズマです。
こちらも、水曜、木曜、金曜は、20:30までオープンしているので、スケジュールの最後にしました。
中に入ると、特徴的な大きなスロープが、展示室へのアプローチになっています。
現代アートの美術館なので、その展示内容は、いつも革新的で画期的
この時は、マリメッコとのコラボした展覧会、KIMPASSA展が開催されていました。
キアズマとマリメッコにゆかりのあるデザイナーたちの合同展だったので、
おのずとフィンランドの代表的なデザイナーたちの作品展となっていました♪
キアズマは、現在改装工事中で閉館しています。来年の3月リニューアルオープンの予定です。

















http://www.kiasma.fi







以上のスケジュールで、ミュージアム8カ所。トラムに乗った回数は、最後宿泊先に戻るまでに計6回。
ミュージアムの入場料だけで60ユーロ、トラムの運賃が15ユーロ必要です。
合計75ユーロが、ヘルシンキカード39ユーロですべてまかなえてしまいます!
今回、私たちはかなりハードなスケジュールを組んで実践してみました(笑)
でもミュージアムの営業時間帯や場所を考慮し、そしてよりフィンランドを知れる場所を選んで
スケジュールを組んであります。みなさんの限られた旅程を、有効に使って楽しんで頂くための参考になれば!





みなさんも大好きなアラビアの器や、イッタラのグラス、マリメッコの洋服などが

なぜこんなに長い間、愛され続けるのでしょうか。

歴史的背景の中、より求められたフィンランドらしさ。

そんなフィンランドの個性を様々な角度から見ることで、本当の魅力が見えてくると思います。
深く知ったり感じたりすることで、手に入れたフィンランドデザインが単なるモノから
本当に愛着のわく、大切な1つに生まれ変わってくれるはずです。


「フィンランドデザインを買う前にしたいこと。」